政府が2019年4月、2024年から一万円札、五千円札、千円札を新しくすると発表しました。
新札/新紙幣が新しく発行されるのは、2024年7月3日からです。
新紙幣が発行されると、現在流通しているお札はそのまま使えるのか、価値はどうなるのか気になりますね。
そこで、2024年に新紙幣が発行される理由について、旧紙幣の扱いはどうなるのか調べてみました。
2024年に新紙幣が発行される理由
日本のお札は、約20年ごとにデザインが一新されています。
2024年のちょうど20年前にあたる2004年に、新紙幣(現在流通されている紙幣)が発行されました。
2024年の新紙幣には最新の技術が投入され、偽造防止が強化されます。
定期的に新しい紙幣が発行される理由
約20年ごとに新しい紙幣が発行される主な理由は、偽造紙幣に対する対策です。
新しく発行されるお札には最新の技術が投入され、今まで以上に偽造防止が強化されるそうです。
また、お札を区別するために記されている「記番号」についても、現在の最大9桁から10桁に増やす予定です。
2024年新札/新紙幣が発行されたら現行の紙幣は使える?
旧札は、現在でも問題なく使うことが出来ます。
「一度発行された銀行券は、特別な措置が取られない限り、通用力を失うことはない」という法令があるからです。
2024年に新紙幣が発行されても、現在の「福沢諭吉」デザインの一万円や、五千円札、千円札、さらにそれより古いお札も、価値が下がることなく使用できます。
親戚から、聖徳太子などの描かれた100円札をもらったことがある、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 日本銀行や各地方の銀行で、日本銀行HPに記載されている「現在発行されている銀行券・貨幣」に該当する旧紙幣は、新しいお金と交換できる。
- 銀行によって対応していないお金がある。
- 銀行によっては、交換を行っていない場合がある
「古いお札は価値が低くなる」と嘘を言って、安値で旧札を買い取る詐欺が出てくるかも知れませんね。お金の価値は変わりませんので、騙されないように気をつけましょう。
旧紙幣/旧札はATM入金できる?
新札/新紙幣に切り替わるとき、現行の紙幣がATMに入金できるかな?と気になりましたので調べてみました。
ATMで旧札は入金できます。(ひとつ前の旧札のみ)
2つ前の旧札はできませんので、郵便局か銀行の窓口での交換をおすすめします。
ATMにはセンサーが搭載されており、入ってきた紙幣を画像データ化します。登録してるシリアルナンバーとも照合した上で受け取るかどうか判断しています。
二つ前の旧札は、照合するデータとして登録されていないため、ATMが識別できず、返却されます。
ATMで旧札を新札と交換できる?
一度入金した旧札は、リジェクトとして、ATM内にある専用の箱に入ります。
現行のお札と混ざらないように分ける仕組みになっています。
ですから、旧札を入金した後、また出金すると現行のお札が現れます。
しかし、ATMの中にはリジェクト設定のないものも存在しますので、旧札が出てきてしますこともあるかと思います。
そのときには両替機の使用をおすすめします。ひとつ前の旧札なら両替機でも使えます。
旧札を郵便局で交換するには
ゆうちょの口座に預ける形でしたら交換できます。
※両替は事前確認をおすすめします。
旧札が大量にある場合は窓口をおすすめします。
窓口での手続き
1 用紙(両替内訳書)に必要事項を書く。
2 キャッシュカードか通帳を渡す。
郵便局は基本、窓口での両替をやっていません。
口座に一度入金する形がおすすめです。
旧札を銀行で交換するには
2つ前の旧札を換えたい時は銀行に行きます。
どの銀行でも交換できます。
(※1つ前の旧札でしたらATMか両替機で完結します。)
<方法>
両替機か窓口へ。
交換する旧札が多い(銀行が設定した枚数範囲を超える)場合、手数料が生じます。
口座がない場合、1枚だとしても、324円~540円かかります。
※銀行により手数料が発生する枚数、かかる料金が違います。また、手数料は随時改定されますので、確認をおすすめ致します。
窓口での手続き
両替票(両替依頼書)に記入したあと、窓口に提出します。
ただし、旧札の状態がよくない(汚れがひどいなどで識別がむずかしい)場合は、日銀に回して確認をとりますので交換まで何日か待つ形となります。
※枚数が多い場合は連絡先、免許証などが必要になる場合もあります。念のため用意をしておきましょう。
窓口で大量の旧札を交換する時でも、手数料なしでできる方法
預けるのは窓口→出すのはATMで
通帳を持って行き、入金票に記入して、窓口でいったん旧札を預けます。それからATMにて引き出します。
預入でしたら、手数料はかかりません。
ATMで出す場合、時間外、休日祝日は手数料がかかる事があります。
まとめ
- 2024年に新紙幣が発行される理由は、偽造防止のため
- 旧札/旧紙幣も使える
- 旧札/旧紙幣は1つ前の旧札だったら入金できる
前もって調べておいて、新札に切り替わったらすぐに対応したいですね。ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。
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