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すずめの戸締まりなぜダイジンは草太に邪魔と言ったのか?すずめに好意を持っていた理由も考察!

エンタメ
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はじめまして、eSです。映画を観たあとに感想を分かち合う事が好きです。


印象に残っている事が違ったり、面白いと感じるシーンが分かれたり、同じ物を観たのに観た人の感性、感受性、過去の経験などによって違いが生まれることも含めて“映画”という1つの作品なのだと思います。

この度は“すずめの戸締まり”についてふれていきます。“君の名は。”“天気の子”を手がけた新海監督の最新作。


“天気の子”から約3年ぶりとなる“すずめの戸締まり”は11月11日に公開され興行収入のランキングにおいて11月中は全て1位を獲得しました。

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なぜダイジンは草太に邪魔と言ったのか?

ダイジンは生贄の化身だと思います。神へのお供物として生きている動物を供えますが、ダイジンは要石として地震(ミミズ)を止める役割を担っているので、大勢の命を守るために犠牲になっているという捉え方を私はしました。

その役割を知っている草太は、ダイジンにまた要石に戻るよう、そしてその役割を担うようにと説きますが、その使命が押し付けられているように感じるダイジンにとっては、草太は”邪魔”な存在だったのではないかと思います。

生まれながらにして許嫁がいたり、政略結婚だったり…と、家のためや権力のため国のために犠牲になる風習は今でもこの地球のどこかに存在します。

家畜やお金のために17歳にも満たない少女が自分の父親よりも年上の第三婦人として売られていく。そんなことも日常な出来事である国もあります。

生まれながらにして将来の歩むべき道が決まっているお店や寺の跡取りや、歌舞伎などの家柄など…もちろん何の違和感もなく受け入れ、その人生を全うする人もいますが、決められた運命やレールに対して違和感を持ち、不自由に感じ、抜け出したいと思う人もいると思います。

それが今回は要石としてのダイジンだったわけで、”ここは暗い、寂しい、冷たい。”と切ない声をすずめに訴えるダイジンに対して私は同情もしました。

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なぜダイジンはすずめに好意を持っていたのか?

すずめは自分を自由にしてくれた人。解きはなたってくれた人。声が届いた人。自分の存在を認めてくれた人。

そんなふうにすずめのことをダイジンは認識したのではないでしょうか。

鳥籠の扉を開けてくれた人。手錠の鎖を切ってくれた人。命を救ってくれた人。と、すずめはダイジンの目にはうつったと思います。その後再会した時にご飯を食べさせてくれて、「うちの子になる?」と言われ、すずめのことを大好きになってしまうわけですが、心にも身体にも栄養がみなぎり一瞬で見た目が肥えて、毛並みが整い、若返っていく身体の変化がダイジンの心の変化を代弁しているかのようでした。

ダイジンがずっとすずめのそばにいるためには、要石に戻そうとする草太はさらに邪魔な存在に映ったと思います。

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まとめ

ダイジンの代わりに要石の使命を引き継いだ草太ですが、彼も簡単にはその使命を受け入れられずにいたことも印象的でした。ダイジンに椅子にされた時から”気づいていた。気づかないふりをしていた。”と言っていた草太の台詞が心の葛藤を物語っていたように感じます。

そんな草太も結局その身を要石にかえ、大きなミミズをとめることに成功しました。

草太は以前から周囲に「本当に大事な仕事は見えないほうがいい」と言っておりそれが改めて現実化したことをすずめは受け入れられず、草太を救うべく代わりに自分が要石になると決めました。

最終的には、そんなすずめを守るためにダイジンがまた要石へと自らの意志で戻りましたが、大切な人を守るための決断とはいえ、”すずめの手で戻して”と伝えるダイジンの姿はとても切ないものでした。

ダイジンの草太への感情とすずめへの想いは、自分の宿命を受け入れられず、駄々をこねている子供のように映りました。

ダイジンの、”命の使い方”を受け入れることへの心の変化も、すずめの戸締まりの大きな見どころだったようにも思います。

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