NBA二部リーグの「Gリーグ」で活動していた馬場雄大選手は、2023バスケW杯の後、B1リーグの「長崎ヴェルカ」に入団することが発表されました。
アルバルク東京を離れ4年、海外に活躍の場を移していた馬場選手が日本のリーグに帰ってきました。馬場選手は、長崎ヴェルカへの入団を「パリ五輪への大切なステップ」と表現していました。
今回はそんな馬場雄大選手の2023年年俸予想、最新の活躍ぶりや成績を紹介していこうと思います！
現在の所属チームや成績
2023−2024
2023年のW杯後、2023−2024シーズンはBリーグの長崎ヴェルカに所属しています。
馬場選手は会見の中で、パリ五輪を「自分のバスケットボール人生の中で一番懸けていいイベント」と位置付けており、そのために出場機会や環境など不安定な要素が多い海外よりも、確実にコートに立って経験値が積める日本でのプレーを選びました。
今季Ｂ１に昇格したばかりの長崎を選んだ大きな理由は、会見に同席した伊藤拓摩代表取締役社長兼GMの存在があります。高校、大学を本場アメリカで過ごした伊藤GMは、かつてアルバルク東京でヘッドコーチを務め（馬場加入前の2015～17年）、2019－20シーズンにはＧリーグのテキサス・レジェンズでアシスタントコーチを務めた経歴の持ち主です。同シーズンを海外挑戦１年目の馬場とともに戦い、良い信頼関係で結ばれています。
また、同チームのスタッフに、NBAのクリーブランド・キャバリアーズで約５年間（2013～18年）アシスタント・アスレティックトレーナーを務めた中山佑介氏がいること、さらに「プレースタイルが日本代表のファイブアウトの形に似ている」といった点も、入団の決め手として挙げていました。
「僕の目標、ゴールは絶対変わっていません。NBA選手になるためにやっていますし、そこはこれからも変わらないです。あと、長崎ヴェルカでプレーすることが、『一旦ストップ』とも思っていないです。 環境面も含めてアメリカのＧリーグだったりに全然負けない環境がここでも得られると思って選んだ選択肢なので、そこに関しては自信を持っています」
引用元：yahoo!ニュース
2022-2023
2022-2023シーズンまで、馬場選手はGリーグに所属している「テキサス・レジェンズ」というチームに在籍しています。
レジェンズでは主力として出場しており、Bリーグ時代にも見せたスティールからの速攻やアウトサイドシュートなどの攻守にわたり活躍し、チームには欠かせない存在となっています。
2022年の12月に行われた試合では馬場選手がスターターとして出場しました。
キャリアハイとなる26得点を記録し、チームの勝利に貢献しています。
過去には、馬場選手が2021－2022年にプレイしたオーストラリアNBL時代にはメルボルンユナイテッドで優勝を経験しており、チームの最優秀守備選手として選出されました。
2023年の年俸予想
経験も実績も十分の馬場雄大選手ですが、年俸はいくら貰っているのでしょうか。
2023-2024
Bリーグの選手の正確な年俸は公開されておりません。また、Bリーグの選手は自身の年俸を公開してはいけない決まりが定められているそうです。
そこで今回はチームのサラリーキャップ（チームが選手に払えるお金の上限）から選手の年俸を予想していきます。
Bリーグが設立されたのは2016年です。それまでは「NBL」「bjリーグ」という2つのリーグが存在していました。当時のチームのサラリーキャップがNBLでは1億5000万円、bjリーグでは公開はされていなかったものの約8000万円程度と考えられています。
この1億5000万円をベンチ入りできる選手の数12人で割ると、平均の年俸は1250万円と予測することができます。これはあくまでも平均で、選手個人によって能力の違いや、試合での活躍によって年俸は異なってきます。
また、Bリーグではサラリーキャップの上限が設定されていません。そして、2つのリーグよりもBリーグの売上のほうが大きく、リーグとしても売上は年々増加しているため、実際の平均年俸はもっと多いのではないかと言われています。
Bリーグに所属する選手の年収の内訳は、大きく分けて以下の4つです。
・所属するチームからの年俸
・出場給
・勝利給
・スポンサー契約料
Bリーグ設立前のbjリーグでは最低年俸が決められておらず、少ない金額で契約を結んでいた選手も多くいましたが、BリーグではB1で300万円、B2で240万円と最低年俸が定められており、その金額以下の契約は結ぶことができないようになっています。
「年俸」は選手の活躍によって決められるのに対して、「出場給」「勝利給」は選手がどれだけの回数、試合に出場したのか、チームがどれだけ勝利したのかによってもらえる金額が変わります。入団初年度のみ年俸の最高金額が460万円、出場給5万円、勝利給8万円と上限が定められていますが、2年目以降の各上限は設定されておらず、チームごとに設定することができます。
「スポンサー契約料」はいわゆる、メディアへの出演料や企業との契約によって決定します。人気の選手でメディア露出が多い選手は、それだけ多くの金額を手にしています。
最近では男子日本バスケットボール界から初の年俸1億円の選手が誕生したことが話題になりました。
年俸1億円の大型契約を結んだのは千葉ジェッツに所属する富樫勇樹選手。
富樫選手がプレーする千葉ジェッツは昨季、シーズン最高勝率で東地区2連覇。天皇杯3連覇を達成しました。さらに、富樫選手は日本代表のスタメンポイントガードとして、ワールドカップ本戦出場、東京五輪開催国枠出場に貢献しました。
その他にも富樫選手の活躍を通じてメディアにチームが取り上げられ、スポンサーの価値が高くなったり観客も増えるなど、多方面での活躍が高く評価されたことが、大型契約につながるに至った理由です。年俸1億円の選手が生まれたのはBリーグ全体として売上が上がっている証拠でもあり、リーグの人気、信頼度が大きくなっているということですね。
そんなBリーグに帰ってきた馬場選手は、一度アルバルク東京に所属していましたので、初年度の契約金縛りはないと考えて良いでしょう。また、今回2023年ワールドカップで、富樫選手と同等の活躍を見せていることから、1億円プレーヤーに近い存在と言えるのではないでしょうか？
所属している長崎ヴェルカは、今シーズンからB1昇格を果たした若いチームですので、いきなり千葉ジェッツのような金額で契約を結ぶということはないのでは…と思います。
また馬場選手は現在、レクサスと楽天、2社とスポンサー契約を結んでいます。日本での露出が増えますし、さらにスポンサーになる企業も増えていくと思います。ですので、2023-2024シーズンの年俸（年収）は5000万は堅いのでは…と予想します。
2022-2023
NBLでの平均年俸は14万6000ドル（約1,100万円）と言われていますが、リーグ制覇に貢献した馬場選手は平均くらいの年俸でしょう。
それでは現在所属しているGリーグのチーム。
テキサス・レジェンズでの年俸を予想していきます。
Gリーグの最低年俸は月給7,000ドルです。
これは2018シーズンから引き上げられたものでした。
5か月のシーズン中に支払われるため年俸は3万5,000ドル（約369万円）になります。
しかしNBA経験者や2way契約選手はシーズンあたり最高38万5，000ドル（約5461万3,300円）まで貰うことが出来ます。
馬場選手はチームの中心的存在ですので1000万円以上の年俸があると予想されます。
しかし2023年の目標としてNBAの本契約か、最低でも2wayの契約を掲げています。
そうなれば馬場選手の年俸は、格段に跳ね上がった価格が予想されます。
まとめ
2023年のW杯で「バスケのファンになった！」「馬場雄大のファンになった！」という方も多いのではないでしょうか。これからはBリーグでプレーする姿を見ることができるので、楽しみですね。
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました！
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